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プレスリリース

ケイデンスとメンター・グラフィックス、Open Verification Methodologyを公開

  (2008/1/10)

「2007 BEST Award」受賞、SystemVerilogベースのツール互換性を備えた
検証メソドロジが使用可能に

ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、社長兼CEO:Michael J. Fister(マイケル・J・フィスター)、日本法人 本社:神奈川県横浜市、社長:川島良一、以下ケイデンス)と、メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社:米国オレゴン州、社長:Gregory K. Hinckley(グレゴリー・K・ヒンクリー)、日本法人 本社:東京都品川区、プレジデント:ショーン・マーフィー、以下メンター・グラフィックス)は、1月9日(米国現地時間)、Open Verification Methodology (以下OVM)が提供可能となったことを発表しました。
OVMは、先般、米国の業界誌であるElectronic Design Magazine 誌から「2007 BEST Award」を受賞しています。OVMは、標準のオープン・ソース・ライセンスであるApache(TM) 2.0のもとで提供され、OVMのソース・コード、開発ガイドライン、およびサンプル・コードは、http://www.ovmworld.org.より無償でダウンロードができます。OVMのウェブ・サイトは、OVMのソース・コードへのアクセス、パートナー企業情報、OVMに関するイベント、トレーニング、使用方法や将来プランに関する情報などを提供する中心的なサイトです。

IEEE Std.1800(TM)-2005 SystemVerilog標準に基づいたOVMは、業界初のオープンで、ツール互換性のあるSystemVerilogベースの検証メソドロジです。OVM は、モジュール化され、再利用可能な検証環境を構築するためのメソドロジとライブラリを提供します。 そして、構築された検証環境において、標準のトランザクション・レベルのモデリング・インターフェースを通じて、コンポーネント間の通信が可能となります。さらにOVMは、高度なテスト・シナリオや、ブロックからシステムへの再利用を可能にする共通メソドロジとクラス・ライブラリ、および開発フローにおいて一般的に使用されているその他の言語との完全な統合により、社内間や社外間での再利用を容易にします。メンター・グラフィックスとケイデンスとで推進された共同プロジェクトとして、OVMは様々な検証プラットフォームをサポートしており、検証の初心者および熟練者の双方にとって最適な業界標準メソドロジです。

OVMは、先進のオブジェクト指向でカバレッジ・ドリブンな検証環境や、SystemVerilogで記述された再利用可能な検証IPを構築するために必要な基本的なユーティリティを含んでいます。また、OVMは、検証ノウハウをメソドロジとライブラリに組み込んでおり、SystemVerilogを採用する際の複雑度を軽減し、検証環境の構築期間を大幅に短縮します。
さらに、OVM準拠で検証IPの統合を容易にし、コードの移植性と再利用性を確実に高めることができます。

提供時期:
OVMの製品バージョンは、現在提供中です。追加機能は2008年中に提供される予定です。ケイデンスおよびメンター・グラフィックスは、OVMが両社のシミュレータ上で動作することを確認する作業を共同で行い、既存の環境であるメンター・
グラフィックスのAdvanced Verification Methodologyと、ケイデンスのIncisive(R) Plan-to-Closure Methodology(URMモジュール)との下位互換も実現しています。

各社コメント:
長野 義史氏 (株式会社エッチ・ディー・ラボ、代表取締役社長):
「オープン・ソースであること、plug-and-playで再利用が可能なこと、そして複数言語をサポートしていること、これら全てが検証サービスや研修を受けるお客様からの主要な要求です。我々は市場で提供される他のメソドロジも検討しましたが、OVMのみがこの機能の組み合わせを持っていました。我々はOVMソース・コードのリリースを喜んでおり、OVMが作業効率を向上してくれると確信しています。」

Juirong Cheng氏(vice president of engineering、Denali Software, Inc.):
「業界をリードするシリコンIP企業として、Denaliは業界におけるOVMの目覚しい勢いを歓迎しています。OVM 1.0は、我々のお客様に幅広く採用されるために必要なオープンなSystemVerilogと、ツール互換性の二つを統合しています。OVMのソース・コード、開発ガイドライン、そしてサンプル・コード、これらは、今年我々が、OVM準拠の検証IPをお客様に提供するために必要な品質と移植性を十分備えています。」

Rob Hurley氏(CEO、Doulos Ltd.):
「我々は、OVMの最初の製品バージョンのリリースにかかわり、OVMを採用したお客様が、このリリースに合わせた質の高いトレーニングを受けることができるよう、ケイデンスとメンター・グラフィックスと緊密に協業できたことを、嬉しく思っています。OVMは、SystemVerilogベースの標準の検証メソドロジに対する市場の真の要求にかなっており、それを見事に実行しています。」

Robert Hum氏 (メンター・グラフィックス、vice president and general manager、Verification and Test Business Unit):
「OVMに関するケイデンスとの協業は、検証フローと検証IPに対するお客様の投資を保護するための大きな前進といえます。お客様との多くの議論から、我々は、このメソドロジが必ずやSystemVerilogへの移行を促進し、世界中の設計・検証チームに競争力を向上させる利点を提供すると確信しています。」

Ziv Binyamini(米国ケイデンス、corporate vice president、Products and Technologies Organization):
「我々は、OVMの開発期間中に、1000人を超えるお客様の設計者と検討を重ね、たくさんのお客様やパートナー企業と協業してきました。OVMに対する関心は、驚くほど高く、我々は、SystemVerilogの本来の目的を全て実現するための重要な一歩として、このメソドロジを業界全体に提供できることを喜んでいます。」


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