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プレスリリース

東芝情報システム、次世代ASIC設計にCatapult C Synthesisを採用

  (2007/12/5)

2007年12月4日(日本時間12月5日) - メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は本日、東芝情報システム株式会社(本社神奈川県川崎市、以下東芝情報システム)がオーディオ、通信、画像処理システム向け次世代ASICの開発用としてメンター・グラフィックスのCatapult C Synthesisツールを導入したことを発表しました。東芝情報システムは、製品の成熟度と他の高位合成技術を比較し、より大きな生産性の向上が可能となる点を評価し、Catapult C Synthesisツールを選択しました。

「当社はお客様から画像、通信、音声、制御などあらゆる分野のLSIをブロックレベルからSoCレベルまで受託設計開発しています。Catapult C Syntesisの利用により、お客様の豊富なC言語資産を即時にハードウェア化(LSI化)を行うことが出来るため受託設計の範囲を広げることができました。このことはCatapult C Synthesisの利用にて、お客様の製品開発の期間を大幅に短縮でき、かつ高位設計に柔軟に対応できるため、お客様とのWin-Winの関係が更に深まるものと思います。」東芝情報システムのエンベデッドシステム営業事業部、第二営業部 エキスパートの中澤章氏はこのように述べています。

東芝情報システムは、業務用およびコンシューマ・アプリケーション向けの通信ならびにマルチメディア・システムの開発で業界をリードする企業です。開発のプロセスにおいて設計チームは数多くの複雑なアルゴリズムを高性能ハードウェアに実装しなければなりません。従来のRTL設計手法では、このプロセスを完了するために長い月日を要し、スケジュールの遅れにより顧客との安定した関係がリスクにさらされていました。Catapult C Synthesisツールは、コア・アルゴリズムとインタフェースの双方がアンタイムドである、純粋なANSI C++ソースから自動的にRTLを生成できる業界初の製品です。この生産性向上により、設計者は様々なマイクロ・アーキテクチャ上のオプションならびにインタフェース・シナリオを詳細に検討する時間と自由度が得られ、ASICやFPGA設計に完全に最適化されたハードウェア設計を短期間に完了することができます。Catapult C SynthesisのANSI C++テストベンチの再利用による検証拡張機能は、業界標準のSystemC検証プラットフォームとツールとの統合を可能にし、完成されたESL設計や検証手法を提供します。

「固有値分解回路にCatapult C Synthesisを適用したことはまさにピッタリ的中の思いです。固有値分解のアルゴリズムは三角関数、開平、乗算、除算の計算を行う演算器のデパートであり、かつこれらの演算同士が複雑に絡み合う回路です。RTLはもちろん動作合成を意識したSystemC記述でも膨大な時間と労力が費やされると考えられます。ANSI-Cから量子化のみで動作合成を実現できるCatapult C Synthesisは驚嘆に値します。また固有値分解回路は応用別に(MIMO,MUSIC法,ダイバシティ,KL変換など)、行列サイズ変更、実数か複素行列かなどを用意しなければなりません。Catapult C SynthesisはC言語であるアルゴリズムを変更するだけなので、思考錯誤と動作合成を繰り返し、1日〜数日で各応用に適した固有値分解のRTLを出力することができました。」東芝情報システムの第二LSIソリューション事業部、第五LSI設計センター グループリーダの大黒昭宜氏はこのように述べています。

「東芝情報システムは日本で最も先進的なシステムLSIデザイン会社であり、同社にCatapult C Synthesisが採用されたことはメンター・グラフィックスにとって大きな意味を持ちます。2005年にCatapult C Synthesisを日本市場へ投入後順調に市場シェアを拡大しており、現在では日本のシステムメーカー上位7社のうち6社にて採用されています。東芝情報システムのように前進思考を持たれているお客様に優れた結果を提供し続けることで、Catapult C Synthesisは今後も日本での市場シェアを拡大するものと確信しております。」メンター・グラフィックスのDesign Creation and Synthesis Division、General ManagerのSimon Blochはこのように述べています。

東芝情報システムについて
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