ホーム » プレスルーム

プレスリリース

メンター・グラフィックス、VistaおよびCatapult C Synthesisを使ったスケーラブルなTLM-2.0設計フローを発表

  (2009/1/21)

コンセプトからインプリメンテーションまでユニークなシングルモデル・アプローチ

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社:米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、設計コンセプトからインプリメンテーションまで、単一のモデルを利用できるレイヤ構成のトランザクション・レベル・モデル(TLM)に基づいた新しい手法、Scalable Design Methodologyを発表しました。メンター・グラフィックスのESL(Electronic System Level)設計ツール、VistaファミリはOSCI(Open SystemC Initiative)により最近発表されたSystemC Transaction-level Modeling Standard (TLM-2.0) に基づいた効率的なレイヤ構成のモデリングをサポートしています。

また、Catapult C SynthesisとVistaの間の新しい自動化されたフローにより、TLMラッパー生成フローを実現し、TLM-2.0互換モデルのサポートを可能にしました。Catapult C Synthesis-Vista TLM-2.0モデル生成フローは、Catapult C SynthesisのアンタイムドANSI C++ソースと、VistaのSystemCに基づいたスケーラブルな設計およびシミュレーション環境の間のリンクを提供することにより、ハードウェア設計とシステムレベル・モデリング間のギャップを解消します。これにより、高位合成からTLM-2.0規格に基づいたモデルまで業界初の自動化されたESLフローが提供されます。

TLM-2.0規格は、SystemCモデルのインターオペラビリティと再利用をトランザクション・レベルで提供するものであり、これによりシステムハードウェアを検証し、システム・アーキテクチャとソフトウェア実行を解析し、ソフトウェア開発チェーンと連携するためのESLフレームワークが実現されます。TLM-2.0は、インターオペラビリティと拡張性の点で優れた基盤となりますが、メンター・グラフィックスはこの技術を利用しさらに効率的にモデリングできるようにしています。

機能を通信、タイミング、消費電力と分離するオブジェクト指向のアプローチにより、Vista設計環境では、単一のモデルを用いて、純粋なアンタイムドの機能モデルから完全にインプリメンテーション用のモデルまで対応させることができます。これにより、ソフトウェア領域とハードウェア実装の両方とシームレスにリンクした最適な機能、性能、信頼性を達成できます。このアプローチは、TLMレベルでの消費電力モデルにも適用でき、コンシューマ・エレクトロニクスやモバイル通信機器向け半導体等のアプリケーションに有効です。

「TLM-2.0規格を導入することにより、高位モデルに対する設計者の投資を保護することができます。TLM-2.0に対する業界のサポート拡大にメンター・グラフィックスのVistaファミリが加わったことを歓迎しています。これによりユーザは効果的に各種モデルおよびツールを組み合わせ、今日の先端設計に必要とされる検証プラットフォームを構築できます。」 OSCIのプレジデント、Mike Meredith氏はこのように述べています。

「ESLテクノロジ・プロバイダとしてEDA業界をリードするメンター・グラフィックスの目標は、設計コミュニティに対して生産性向上、イノベーション、設計課題の克服を支援することです。シングルモデルに基づいたVistaのScalable Design Methodologyをお客様に提供することで、業界におけるTLM-2.0規格のより広範な普及を支援したいと思っております。」メンター・グラフィックスのDesign and Synthesis Division、Vice President and General ManagerのSimon Blochはこのように述べています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックスは、EDA(Electronic Design Automation)のテクノロジ・リーダーとして、高性能な電子機器を短期間でよりコスト効率よく開発するためのハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供しています。ますます複雑化する基板およびチップ設計の世界でエンジニアが直面する様々な設計上の課題を克服するための革新的な製品およびソリューションを提供します。メンター・グラフィックスは業界で最も幅広いクラス最高の製品ポートフォリオを有し、EDAベンダとして唯一組込みソフトウェア・ソリューションを持っている企業です。メンター・グラフィックスについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jpをご覧ください。

Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。

ESLについて
http://www.mentorg.co.jp/products/esl/index.html

本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
コーポレート・マーケティング部
E-mail: mktg_mgj@mentor.com