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電磁界解析ソフトウェアCST STUDIO SUITE 2010 リリースニュース

CST STUDIO SUITEは、3次元電磁界シミュレーションをコアテクノロジとする、電子機器の開発設計支援ツールです。2010年1月、バージョン2010のリリースを予定しています。

CST STUDIO SUITE 2010では、機能強化とともに新モジュールを追加し、EMCなどの電磁界解析の応用分野をさらに拡充しました。また、携帯端末内部の自家中毒のような1回の計算では解析困難な複雑な問題も、容易に解けるようになりました。

主な新機能は以下の通りです。

▼MW STUDIO
近傍電磁界インターフェイス、近傍界励振機能

高次関数フィッティングによる周波数分散性誘電体サポートの強化

ハイパフォーマンスコンピューティングのサポート強化
-従来の時間領域ソルバーに加えて、モーメント法ソルバーのMPIクラスタ対応。領域分割 (Domain decomposition) コンセプトに即した大規模解析機能。
-GPUボードによる計算高速化の向上 (MPIとの併用可能)

1次〜3次メッシュの最適混合配置 (mixed order elements) (周波数領域ソルバー)
これまで解析困難であった大規模かつ複雑な構造を、より少ないメモリで高速に解析

感度解析機能の実装 (周波数領域ソルバー)
ソルバー計算を1回行うのみで、構造パラメーターがシステム特性 (Sパラメーターなど) に及ぼす影響の度合いを広帯域周波数にわたり定量的に算出。その結果をもとに、例えば製造公差による特性ばらつきの発生の評価計算を速やかに行います。

Multilayerソルバー (新ソルバー、2.5次元モーメント法)
多層プリント基板や平面型アンテナの解析

Asymptoticソルバー (新ソルバー、レイトレーシング法)
船舶、航空機等、超大規模構造の散乱問題の解析

▼CST PCB STUDIO
SI/PIソルバー (有限要素法ベース) を新たに搭載。多層基板のインピーダンス特性を超高速シミュレーションすると同時に基板近傍の電磁界を広帯域にわたって取得。この広帯域近傍電磁界データをMW STUDIOフルウェーブシミュレーションに用い、筺体構造を含めたシステムレベルのEMCシミュレーションに拡張。

▼CST CABLE STUDIO
MW STUDIOのモデラーフロントエンドの利用。ケーブルハーネスを構造内に容易に配置。
MW STUDIOのフルウェーブソルバーとの連携を強化し、外来電磁波下でのケーブル感受性解析の実行が可能に。

▼CST MPHYSICS STUDIO (新製品)
定常伝熱解析ソルバー、非定常伝熱解析ソルバー、構造解析ソルバー
MW STUDIO、CST EM STUDIOのフルウェーブ電磁界ソルバーとの連携

▼CST MICROSTRIPES (新製品)
TLM法 (Transmission Line Matrix) ソルバーは、通常の物理モデリングのアプローチでは解析が困難な3次元構造特徴 (筺体のベント、スリット、薄膜導体、ケーブルバンドル等) を等価回路モデルとして表現し、微細な構造メッシュを回避しながら速やかなソルバー計算を実行。特に筺体構造の3次元EMCシミュレーションに適しています。


※CST AG <www.cst.com>
CST ( Computer Simulation Technology) は、1992年の創立以来、3次元電磁界シミュレーションツールの開発と普及一筋に取り組んでいるドイツのソフトウェアベンダーです。実績ある時間領域計算機能を中心に、画期的な解析機能や先進の拡張機能を組み入れ、高い精度と柔軟性を備えた解析ツールを提供しています。
今日、CSTの解析ツールは通信、防衛、自動車関連、電子機器をはじめとする広範な応用分野を持ち、30を超える国と地域で先端技術の開発と設計に役立てられています。

※株式会社エーイーティー  <www.aetjapan.com>
エーイーティーは、低周波からマイクロ波、X線にわたる電磁波の解析ソフトウェアの販売、およびハードウェアの開発・販売を行っています。エーイーティーはCSTの国内総代理店です。

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