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Berkeley Design Automation、業界初のRF 回路向けフルSPICE 精度の デバイスノイズ解析ツールAnalog FastSPICE RF を発表

2009 年12 月8 日、カリフォルニア州サンタクララ- 総合回路検証プラットフォーム、Analog FastSPICE™を提供するBerkeley Design Automation Inc.は本日、業界初のRF 回路向けフルSPICE 精度デバイスノイズ解析ツール、Analog FastSPICE RF(AFS RF)を発表しました。即時提供可能なAFS RF は、あらゆるタイプのプリレイアウトおよびポストレイアウトRF 回路に対するナノメータスケールでのデバイスノイズの影響を正確に解析し、パフォーマンス、消費電力、面積に対する影響について早い段階で検討することができます。

従来、設計者はRF 回路に対するデバイスノイズの影響を近似することしかできない帯域制限付きのRF ツールを使用するしかありませんでした。このような近似はプロセスジオメトリの微細化に従ってますます不正確なものとなり、特にナノメータスケールの回路においてはきわめて不正確なものになりつつあります。感受性が特に高いのは、急激な遷移を持つ回路(例、スイッチトキャパシタフィルタ、チャージポンプ、ディバイダ等)、高周波回路(例、RF フロントエンドブロック等)、およびオシレータです。正確な解析ツールが使用できない場合、設計者は高価な設計マージンを含めるか、シリコンが仕様を満たさないかもしれないというリスクに直面するしかありません。

業界初のフルスペクトラムデバイスノイズ解析エンジンを使用したAnalog FastSPICE RF はあらゆる解析をフルSPICE 精度で実行します。また、複雑な回路に対しては、デバイスノイズの効果を近似することしかできない従来のRF ツールと比較しても5 倍から10 倍高速です。AFS RF の主な機能は以下の通りです:

*デバイスノイズ解析の要件をキャラクタライズするDevice Noise Analysis Advisor (DNA Advisor)
*100K 素子を超えるポストレイアウト回路に対応する大容量PSS(Periodic Steady State)解析
*フルSPICE 精度を提供するフルスペクトラム周期的ノイズ解析(pnoise)
*位相および振幅ノイズ (phase and amplitude noise) に対応したフルスペクトラム・オシレータデバイスノイズ解析
*ある程度非線形な回路に対する高速シングルトーン解析のためのハーモニックバランス(HB)シミュレーション

「過去 2 年間に渡り当社はAFS Platform をトランシーバ回路全体の検証に使用しており、最近ではアナログ/RF ブロックの過渡ノイズ解析にも使用しています。」Toumaz Technology のHead of IC Design、Alan Wong 氏はこのように語っています。「AFS RF はフルスペクトラム周期的ノイズ解析が可能であり、パフォーマンスのために精度を犠牲にすることがありません。AFS RF はプリレイアウト、ポストレイアウトのRF ブロックの解析が可能で、フルSPICE 精度と従来のRF 解析ツールと比較して5 倍から10 倍のスピードアップをもたらしてくれました。」

「フルスペクトラム周期的ノイズ解析はナノメータアナログ/RF 設計におけるデバイスノイズのキャラクタライゼーションにきわめて重要です。」著名なミックスシグナル設計エキスパートであり、スタンフォード大学の電気工学部助教授、Boris Murmann 博士はこのように語っています。「正確なデバイスノイズの解析が行えなければ、設計者はパフォーマンスを確保するために大幅なマージンの追加を行わねばなりません。これは非常に高価につくことになります。たとえば、ノイズに対する制約のある回路にわずか0.5 ビットのマージン(3dB SNR)を加えるだけで、必要な電力は2倍になってしまいます。」

Analog FastSPICE Platform(AFS Platform)はアナログ、ミックスシグナル、RF 設計のための業界で唯一の統合回路検証プラットフォームです。常にフルSPICE 精度の結果を提供しつつ、従来のSPICE と比較して5 倍から20 倍優れたパフォーマンスを達成し、1000 万素子以上のキャパシティを有する他、業界唯一の包括的なデバイスノイズ解析機能も備えています。AFS Platform は、先端的アルゴリズムと数値解析を駆使し、フル回路マトリクスおよびオリジナルのデバイス方程式を、ショートカットを使用することなく迅速に処理する単一の実行形式により提供されます。AFS Platformには、AFS Nano SPICE シミュレーション、AFS 回路シミュレーション、AFS Co-Simulation、AFS Transient Noise Analysis、AFS RF Analysis のライセンスが含まれます。

「最先端のアナログ、RF、ミックスシグナル設計では、パフォーマンス、消費電力、面積、効率を限界まで追求しなければならず、当社のお客様はRF 回路のデバイスノイズがたいへん大きな問題になりつつあるとおっしゃっています。」Berkeley Design Automation の社長兼CEO、Ravi Subramanian はこのように述べています。「AFS RF のリリースにより、業界で初めて複雑なアナログおよびRF 回路向けフルスペクトラム周期的解析技術を提供できることを誇りに思います。この画期的な技術は当社の多数のお客様によってすでに実証されており、ナノメータアナログ/RF 回路に対するシリコン精度の解析および業界最高レベルの診断を提供してきた当社の実績をさらに拡大するものです。」

Berkeley Design Automation について
Berkeley Design Automation Inc. (BDA) は先端アナログ/ミックスシグナル/RF(AMS/RF)検証をリードする企業として知られています。BDA Analog FastSPICE 統合回路検証プラットフォーム(AFS Platform) はナノメータスケールのシリコンでGHz 帯の設計を検証するのに必要な精度、性能およびキャパシティを提供します。世界のトップ20 に入る半導体メーカーを含む70 社以上の企業が、AFS Platformを使ってAMS/RF 回路を効率的に検証しています。2003 年に設立された同社はその技術的リーダーシップとエレクトロニクス産業への影響力を評価され数々の賞を受賞しています。同社はWoodside Fund、Bessemer Venture Partners、パナソニック株式会社、NTT ファイナンス社、株式会社アイティーファーム、三菱UFJ キャピタル株式会社が出資している未公開の企業です。詳しい情報はhttp://www.berkeley-da.comをご覧ください。

Analog FastSPICE、AFS Nano、WaveCraveはBerkeley Design Automation, Inc. の商標です。Berkeley DesignならびにBDAはBerkeley Design Automation, Inc.の登録商標です。その他すべての商標は各所有者の知的財産です。