プレスルーム

ケイデンス、複雑なFPGA/ASIC設計向け検証の生産性を向上

UVMのフルサポートと新機能の組み合わせにより、メトリクス・ドリブン検証によるSilicon Realizationのための包括的アプローチを推進

電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下ケイデンス)は、1月10日(米国現地時間)、ASICおよびFPGA設計者の検証の生産性向上を支援する重要な新機能を発表しました。600を越える新機能は、近年適用が加速しているAccelleraが認定した業界標準であるUniversal Verification Methodology (UVM) バージョン1.0を完全にサポートすることにより、メトリクス・ドリブン検証(MDV)の範囲を拡大し、設計者がより迅速にかつ包括的な検証の収束を達成し、「Silicon Realization(シリコンの実現)」が可能となるよう支援します。

今回発表された新機能は、今日多数の先端ノード設計の検証フローの中でみられる非効率性を解決することを目的としています。設計がますます複雑になるにつれ、検証フローはしばしば細分化されて非効率になり、ミックスシグナル、低消費電力、およびフォーマル解析などの課題に対応するために、別個のフローを必要としています。
新しい機能は、MDVおよび新規のテクノロジにより、これらの個別のフローを統合し、Silicon Realizationに向けたケイデンスの独自で包括的なアプローチをサポートするものです。Silicon Realizationは、ケイデンスが提唱するEDA360ビジョンの主要な要素であり、「設計意図の統合化」、「設計データの抽象化」、および「設計の収束」を提供する製品およびテクノロジに重点をおいています。

検証担当者は、ケイデンスのIncisive(R)テクノロジの新バージョンを使用して、フォーマル解析およびシミュレーション・エンジンからのカバレッジ・データを統一された検証プラン内で結合することができます。さらに、検証意図の範囲を拡張する追加機能には、コラプションやアイソレーションに対応したシミュレーションのような低消費電力機能の強化に加え、シミュレーションとフォーマル解析のテクノロジを組み合わせて不具合を特定することができる自動化機能が含まれています。
この最新のテクノロジは、テストベンチ検証のためのUVM 1.0標準のサポートを含んだ抽象化機能の強化を通じて早期のバグ検出を可能にします。
ケイデンスは、UVMを生み出したメソドロジに関する10年間の経験を活用し、低消費電力、ミックスシグナル、およびアクセラレーションのメソドロジを含むさらなるUVMベースのメソドロジとメトリクス収集をサポートします。詳細なトランジスタモデルに対応するデジタル・ミックスシグナル・モデル、マクロやFSM(状態遷移機械)のためのデバッグ・サポート機能、そしてIncisive Verification Kitに備わったこれらのメソドロジのリファレンス・フローなどの各種要素により、プロジェクト・チームは生産性を向上させることができます。
さらに、エンジンの性能を改善することにより、検証プロセスから検証プランまでのより迅速な収束が可能になります。新しいIncisive Specman Advanced Optionは、数千ものリグレッション・テストを実行するお客様に対して、e ベースでのテストのランダム・シードの再設定やダイナミック・ローディング、マルチコアでのeコードのコンパイル、インタープリタ・モードやコンパイル・モードのコードが混在した中でのデバッグ時間を短縮する機能などを提供し、生産性が全体として40%以上も向上します。検証の収束を加速するその他の機能としては、マルチコアのフォーマル解析、および30%スピード・アップしたSystemVerilog のテストベンチ・シミュレーションなどがあります。

関係者コメント:
Rick Burns氏(Teradyne, Inc. Senior Director of Hardware Engineering):
「自動化テスト装置のリーディング・サプライヤとして、検証は我々のビジネスにとっての重要な鍵です。3年前、我が社は、FPGAとASIC開発プロジェクトの予測性と品質向上のために、MVDを採用しました。ケイデンスが提供するIncisiveのデジタル検証とVirtuoso(R)のアナログ・シミュレーションを備えたSilicon Realizationの機能は、さらなる予測性と品質を改善してくれるでしょう。その結果、お客様は、我々の開発スケジュールに対する信頼を深め、より多くのビジネスをもたらしてくれることでしょう。」

ケイデンス・コメント:
Thomas Anderson(米国ケイデンス、Product Management Group Director):
「検証の課題を解決するためには、エンジン・レベルの性能だけでは十分とはいえません。過去10年間に設計はますます複雑になり、設計チームがそれぞれの分野に注力する必要があったため、検証作業は細分化されてしまいました。そのため、統合された検証フローを構築できず、検証プロセスを予測し、特定のプロジェクトが検証プロセスのどの段階にあるのかを把握するのが非常に困難でした。ケイデンスのメトリクス・ドリブンのアプローチは、これらの新しい機能強化により、統合された検証プラン、フロー、およびメトリクスが可能となり、これまでの検証手法を完全に変革します。」



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